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「文学極道2015年5月分月間優良作品・次点佳作」発表になりました。
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by ayamati-hirakawa | 2015-06-25 02:45 | Comments(0)

「音楽とシュルレアリスム」について

現在、詩誌「Eumenides Ⅲ」に『なぜ「シュルレアリスム運動」は音楽を扱いこなせなかったのか」という論考を連載しています。「シュルレアリスムと音楽」に関しては過去に殆ど書かれていない分野であり調べれば調べるほど今、研究しなければならない領域だと思うようになってきました。

私は、楽譜を研究していて詩作を楽譜の解析と共に行っています。「音楽史」を紐解くと「シュルレアリスム」は殆ど出て来ません。「シュルレアリスム運動」で「音楽」は展開されなかったというのが通説だったからです。運動の主導者ブルトンは音楽を忌嫌い弾劾しており「絵画」など「視覚的芸術」のみを運動内で展開していきました。


では日本で「シュールだ」「シュルレアリスムだ」と言われている武満徹は、シュルレアリスムの流れから見ると、どういう位置にあるのでしょうか。またケージは、どうなのでしょう。そもそもブルトンは本当に音楽が嫌いだったのでしょうか。

第1回では、詩人ギヨーム・アポリネールが創った「シュルレアリスム」という言葉のそもそもに作曲家エリック・サティがいることや、ブルトンが音楽弾劾中も好んで使った音楽的比喩と態度の矛盾を音楽史と共に考察していっています。既に提出した第2回の原稿でも、これまでになかった「シュルレアリスム」像を紐解いていきます。

なぜ「音楽」とブルトンが決裂したのか、その瞬間に迫っていき20世紀音楽とは何かを見ていきます。第三回は現在、執筆中ですがベルギー・グループと後年のブルトンについて書く予定です。資料が未邦訳のものが多いため、なかなか大変ですが、やりがいがあります。

現在、日本で「音楽とシュルレアリスム」に関しての書籍が、無いので連載終了後も研究を続けられたら、と思っています。楽譜を読んできたことと詩作に励み文学史を学んできたことが、ここで交わるとは思ってもみませんでした。

鍵となるのは、やはりサティです。楽しんでいただけたら、と思います。よろしく、お願い致します。また連載終了後などに「シュルレアリスム」にも「音楽」にも影響を与えた19世紀の日本について、いつか書けたら、と思っています。詩作品ともども是非よろしく、お願い致します。
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by ayamati-hirakawa | 2015-06-25 02:43 | Comments(0)
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土曜美術社から「詩と思想」2015年6月号発売中。
私は詩作品「双歯のツァイス」を寄稿しています。
皆様、読んでいただけたら、と思
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います。

またインフォメーション欄には「文学極道年間賞」の発表も載っていました。
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by ayamati-hirakawa | 2015-06-06 01:22 | Comments(0)
セブンイレブンで配布中の黒崎立体さん個人誌「終わりのはじまりvol.09」を印刷してきました。立体さんは視点の拡張と焦点化が実に上手く肉体と精神の自己を、つくる狭間に同化してしまいます。画像はvol.08です。

vol.09の表紙は特に感動しました。皆さん、どんな表紙なのか是非、体感されて欲しいです。そして詩作品の素晴らしさ、ネットプリントという媒体の開墾を体感して欲しいです。

「かわいそう」は何度、読んでも傑作で内実を脊柱に充てられます。「みずぎわ」の分かりやすい綴りに生起していく皮膚の中は、何度も眼球の奥を吸います。素晴らしいです。立体さん、本当に素敵な作品を、おめでとうございます。
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by ayamati-hirakawa | 2015-06-06 00:21 | Comments(0)
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望月遊馬さんの第三詩集「水辺に透きとおっていく」を読了し感動に打ち震えています。
一気呵成に読み終えた後、第一詩集から読み直し、
天才が天才のまま成長していってしまう姿に崇高な弓を見ました。

望月さん、私はユマユマと呼ばせてもらっているのですが、
高校生の頃の「ぽえ。」で毎月30作くらい一人で投稿し入選も次点も年間も独占してしまった頃からの多作さを変えず、
誰の者でもない唯一の詩形を磨いていく在り方の純然たる今へ辿り着いていることに尊敬の念を抱き、
詩人としての体液の目標にしたい思いを抱かさせられました。

今回の詩集を読みながら望月さんの代表作「しろい鸚鵡」を読み返したのですが、
美とは、このことなのだな、と頷かさせられ続けています。

いつか以前、私が書いた望月さんの「焼け跡」への書評などもnoteなどにアップしようと思います。
「水辺に透きとおっていく」皆に読んで欲しいです。
ユマユマ第三詩集、本当に、おめでとうございます。
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by ayamati-hirakawa | 2015-06-05 23:29 | Comments(0)
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5月31日発行の「南日本新聞」1面と24面の「特報@鹿児島」で取材を受けています。
「地方同人誌の高齢化と細る活動状態」に関して、
熊本の地方同人誌に所属しながら独自の活動をしている若い世代の側面からの意見を、いろいろと聞かれました。
取材では、
ライフスタイルの変化と「地方同人誌」の人間関係と多くのものがいる前提での運営が噛み合わなくなってきていること、
若い世代も若い世代の紙へのこだわりがあることや、
新しい詩誌が毎年、多く生まれていること、
ただ、その詩誌が地域的ものに縛られていないこと、
「高齢化」というけれども先輩の世代の方たちも上手くAmazonやPDF詩誌を使いこなし、
若い世代とも詩的交流があるように思えている実感などを話しました。
作品を大切にしてくれる形であればAmazonやKindleを使って多くの方が読んでくれる今の形態でも良いと思うし、
それは、もっと展開できるのではないか、
そして今現在、Twitterなどで「ネットプリント」を使用した詩誌や個人誌が増えていることは、
文学文化を、もっと広範囲で活発化することが出来る良い動向なのではないか、というようなことを話しました。
「ネットプリント」を現代詩の世界に持ってきた黒崎立体さんの「終わりのはじまり」などのことを歴史的側面から、
話したりもしました。

紙面には若手が作品を第一に考えていることや、表現者同士で作品を高めていく意識が薄れていないこと、
新しい詩誌の形態として、
コンビニエンスストアで購入できる「ネットプリント」を活用した詩誌のことなどが取り上げられ書かれています。

取材後に、
私も熊本での活動に積極的でありながらも鹿児島で地域貢献しなければ、と反省したりしました。

読んでいただけたら、と思います。
よろしく、お願い致します。
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by ayamati-hirakawa | 2015-06-01 23:07 | Comments(0)