安永蕗子先生とのこと。
2012年 03月 18日
安永蕗子先生に初めてお会いしたのは、
福島次郎さんとの席でのことだったと記憶しています。
その時に、かけていただいた言葉は、
今でも自分の支柱にあります。
短歌と現代詩の違いはあれ、
真剣に接してくださった先生の言葉を、
自分の中で咀嚼した通り、
自分のために、ここに書こうと思います。
「私は父の関係で幼い頃から本に囲まれ育ちました。
難しい漢字もルビがふってあるので幼いながらにも読めて、
意味を知り、自分の世界とは違う場所に触れることが出来ました。
読めていくということ知っていくということ。
それは地獄です。
ルビは朱色、つまりルビー色が語源にあります。
ルビー色は鳩の血の色という意味です。
読ませるということは平和の象徴である鳩を、
殺していくということです。
人の平和を殺していく地獄です。
あなたが足を踏み入れた文学とは、そういう場所です。
どうぞ精進なさい。」
福島次郎さんとの席でのことだったと記憶しています。
その時に、かけていただいた言葉は、
今でも自分の支柱にあります。
短歌と現代詩の違いはあれ、
真剣に接してくださった先生の言葉を、
自分の中で咀嚼した通り、
自分のために、ここに書こうと思います。
「私は父の関係で幼い頃から本に囲まれ育ちました。
難しい漢字もルビがふってあるので幼いながらにも読めて、
意味を知り、自分の世界とは違う場所に触れることが出来ました。
読めていくということ知っていくということ。
それは地獄です。
ルビは朱色、つまりルビー色が語源にあります。
ルビー色は鳩の血の色という意味です。
読ませるということは平和の象徴である鳩を、
殺していくということです。
人の平和を殺していく地獄です。
あなたが足を踏み入れた文学とは、そういう場所です。
どうぞ精進なさい。」
by ayamati-hirakawa
| 2012-03-18 15:26